検定試験 合格体験記




『過去問をしっかり、本番では時間配分に注意』 
小笠原 新さん(2011年合格)
POWER JAPANESE 第32期 2011年4月季 受講


.POWER JAPANESE受講前の経歴と受講のきっかけ

「日本語教師になりたい」と思ったのは20年以上も前だったと思います。私は
一年前に定年退職しましたが、大学卒業から40年間のほとんどをコンピュータ
のソフトウェア技術者として務めました。仕事は私に合っていたようで、私自身
も喜んで仕事をしていましたから、日本語教師は「なりたい」と思っただけの夢
で終わりそうでした。

退職後は趣味の囲碁でも打って毎日を過ごすつもりでしたが、ふと思い立って
日本語教師に挑戦してみようと検定試験を受けました。凡人社の過去問題3年分
を買い込み暗記するくらいやりましたから、大丈夫だろうと高をくくっていた
ようで、結果は不合格。

受験勉強の過程で、日本語教師の資格取得は検定試験の合格だけではなく、
420時間の受講修了でも可能であることを知りました。月刊日本語やインター
ネットで養成講座を開いている学校を調べ、パンフレットなどを取り寄せ、
12月中に数か所まわって説明を聞きました。
新世界語学院は、自宅から近いのと期間が短いのが魅力でしたが、一方で一日
9時間の授業に集中力が持続できるかどうか、また、予習復習の時間が平日は
あまりとれないだろうという不安もありました。でも、川口さん(新世界語学院
の事務兼カウンセラーの方です)の説明を聞いて自信が付き決定しました。


2.POWER JAPANESE受講中の思い出

入学前に一度授業見学したときには若い人たちが多かったし、女性が多かった
ように見えました。一方、2011年さくら組は20代の人はごく少なく、また半数が
男性でした。それだけに、色んな経歴を持っている人が多く勉強になりました。
平均年齢が高いと言っても、私は最高齢のグループだったでしょう。そんな私
ですが、皆さん仲良く付き合っていただき感謝しています。

日本語教育能力検定試験については、22年度の不合格で多少めげており、もう
受験しないつもりでしたが、受講生の中に「一緒に受けよう」と言ってくれた方が
いて勇気づけられ再挑戦したのが幸いしました。色んなところで皆さんのお世話に
なっていますね。


3.検定試験合格のための勉強法

22年度受験の際には、19年〜21年の過去問(凡人社)を、ひたすら解いて試験に
臨みました。結果は不合格でしたが、勉強方法は間違ってはいなかったと思います。
過去問題を解きながら、不明点はネットや書物でどんどん調べ、知識が体系付け
られたところでノートにまとめておきました。参考書は一冊だけでしたが、月刊
日本語を定期購読していましたから、インターネットと併せて関連知識も80%は
習得できていました。不合格の理由は一口で言って時間配分の失敗でした。
試験1(午前)では、100問中80問くらいまで行ったところで時間になり終了。
試験3(午後)では、記述式の問題を読もうかな、というところで終了でした。
家でやった時には時間内に終わっていたのですが、実は何回も同じ問題を解いて
いましたから、問題文などは読まなくても分かっていて、それで時間短縮になって
いたという間抜けなお話でした。

今回は、PJの検定対策講座で指定された参考書(6月下旬に入手)を直前対策講座
(10月1日)まで一通りやりました。前述のように、22年度の受験勉強で知識は
8割がた習得していましたから、この期間での勉強は、残り2割プラスあやふやな
部分の再確認だったと思います。

PJの検定対策講座で指定された参考書は、ヒューマンアカデミーの「検定試験完全
攻略ガイド」、アルクの「音声パーフェクト対策」および「合格するための本」の
3冊です。3冊とも一通りやりましたが、中でも、検定試験完全攻略ガイドに
ついては、他の参考書で勉強しているときでも、時々参照していました。PJの授業
で使用した日本語学入門も役に立ちました。
過去問題については、入手済の19年〜21年度は、一年前に暗記するほどやっていま
したが、もう一度復習して、更に今回購入した22年度を数回繰り返し解きました。

勉強中、参考書で調べきれないときには、インターネットをよく使いました。検索
画面(私は専らGoogleですが)で調べたい語を入力すると、あっという間に数千の
関連サイトが検索されます。この時、調べたい語だけでは絞りきれない場合には、
例えば「日本語 子音動詞」、「連体修飾節 ウチ ソト」のように、カテゴリー
を絞るためのキーワードを(空白で分離して)一緒に入力すると精度が増します。
検索画面以外では、アルクとアークアカデミーのサイトをよく見ました。この二つ
は検定試験の解答速報や練習問題などもよく出ています。

勉強していく上で注意したいのは、参考書によって違った解説をしている場合が
ままあることです。典型的なのは助詞の分類ですが、それ以外にも動詞の「〜形」
の呼び方や世界の言語の分類なども少しずつ異なる場合があります。このような
場合には、両方覚えるしかありません。


4.POWER JAPANESE で役に立ったこと

実際の授業の進め方などを教えていただきました。実習なども、ミャンマーや中国
からの留学生に聞いてもらいましたが、独学の勉強では不可能な環境です。
検定対策講座(通信講座および直前対策講座)は、とても役立ちました。これを
受けていなかったら、合格はなかったでしょう。


5.今後の目標

現在神田付近の某中国企業で、エンジニアを対象にビジネス会話のトレーニング
を実施しています。生徒さんは全員日本語能力試験1〜2級合格者または相当
ということで、中級授業ですが、会話はまだまだのようです。
今後は、海外(中国、ベトナム等)での日本語教育に従事したいと考えています
が、それはいつ実現するのか今はまだわかりません。


6.これから養成講座を受講する方や検定合格を目指す人への応援メッセージ

試験1は90分で100問、試験3は記述式に30分かかるとみて90分で80問、ゆっくり
考えている時間はありません。「次の文章を読み、下の問いに答えよ」という
パターンが多いのですが、文章にはちらっと目を通すだけにして、設問にどんどん
答えて行く、そして設問の中で文章を読む必要があれば、必要な部分だけを読む、
というやり方が時間節約の道です。但し、この方法ではケアレスミスが多数発生
しますから、その分は得点が下がります。私も試験前は、ずうずうしくも90%は
とれるつもりでいましたから、本番では10ポイント以上は下がると見た方が良い
かも知れません。但し、これは年寄の私が読むスピードが遅いからで、速読が
得意の若い人たちには当てはまらないかも知れません。

後半は、体力と集中力の勝負になります。皆さん、試験前の体調管理に気を付けて
今年は是非合格してください。


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